礼文島ってどんな島?(行ってみたい離島、その1)

離島を旅してみよう

北海道のてっぺん、稚内の西に浮かぶ「花の浮島」礼文島。夏でも涼しくて、可愛い高山植物がそこらじゅうに咲き誇る、まさに天国みたいな場所です!ここでしか見られない景色と、ここでしか食べられない絶品グルメが待っていますよ✨

位置
礼文島は、北海道の北部、稚内(わっかない)市の西約60kmの日本海に浮かぶ離島です。日本の有人島としては最北端に位置し、すぐ南東には美しい円錐形の「利尻富士(りしりふじ)」で知られる利尻島があります。

基本情報

  • 別名: 「花の浮島」

  • アクセス: 稚内港または利尻島からフェリーで渡るのが一般的です。(所要時間:稚内から約2時間)

  • 気候: 夏でも平均気温が20℃前後と涼しく、避暑地として最適です。冬は厳しい寒さと強風に見舞われます。


観光地としての魅力 – なぜ人々は惹きつけられるのか?

礼文島の魅力は、手つかずの雄大な自然、そこでしか見られない貴重な植物、そして最北の海が育んだ絶品グルメに集約されます。

  1. 花の浮島: 標高0メートル地帯から約300種類もの高山植物が咲き誇る、世界的に見ても非常に珍しい場所です。本州では2,000m級の山に登らないと見られないような可憐な花々を、気軽に散策しながら楽しめます。

  2. 絶景のトレッキングコース: 海と花畑を同時に眺めながら歩けるトレッキングコースが整備されており、初心者から上級者まで、自分のレベルに合わせて島の自然を全身で体感できます。

  3. 離島ならではの景観: 透明度の高い「礼文ブルー」の海、荒々しい断崖絶壁、そして対岸に望む美しい利尻富士の姿は、訪れる人々を魅了します。

  4. 最北の海の幸: 冷たい海で育ったウニホッケ昆布は、他では味わえない濃厚な旨味を持っています。


主な観光地 – ここは外せない!

  • 澄海岬(すかいみさき)
    驚くほど透明度が高く、美しいエメラルドグリーンからコバルトブルーのグラデーションを描く入り江です。「礼文ブルー」と称されるこの海の景色は、礼文島を代表する絶景スポットです。

  • スコトン岬
    礼文島の最北端に位置する岬。「最北限の地」の碑が立ち、目の前には無人島の「トド島」が浮かびます。荒々しい海岸線と広大な海が織りなす、旅情あふれる景色が広がります。

  • 北のカナリアパーク
    映画『北のカナリアたち』のロケ地で、撮影に使われた小学校のセットがそのまま残されています。目の前に利尻富士を望む最高のロケーションで、フォトスポットとしても人気です。

  • 桃岩(ももいわ)展望台
    巨大な桃の形をした奇岩「桃岩」を中心に、周辺一帯が高山植物の大群生地となっています。特に花のシーズン(6月〜8月)には、たくさんの花々が咲き乱れるお花畑となり、素晴らしい景色を楽しめます。

  • レブンアツモリソウ群生地
    礼文島でしか見られない、淡いクリーム色をしたラン科の固有種「レブンアツモリソウ」の保護区です。開花時期(5月下旬〜6月中旬)には、可憐で美しい姿を間近で観察できます。


グルメ – これを食べなきゃ始まらない!

  • ウニ
    礼文島のグルメの王様。最高級の利尻昆布を食べて育つため、甘みが強く、濃厚な味わいが特徴です。特に旬の時期(6月〜8月)に食べる「生ウニ丼」は、一生の思い出になるほどの絶品です。

  • ホッケ
    礼文島のホッケは、一般的に知られるホッケとは別格。ふっくらと肉厚で脂がのっており、「ちゃんちゃん焼き」や「一夜干し」で食べるのが定番です。

  • 利尻昆布(礼文産)
    日本一と称される高級昆布。上品で風味豊かな出汁がとれるため、料理の味を格段に引き上げます。島内の食堂では、この昆布を使った出汁の美味しさを実感できます。


宿泊施設

島の玄関口である香深(かふか)港周辺にホテル、旅館、民宿が集中しています。北部の船泊(ふなどまり)地区にもいくつかあります。

  • ホテル・旅館: 温泉を備えた施設もあり、快適に過ごせます。

  • 民宿・ペンション: アットホームな雰囲気で、島の家庭料理や新鮮な海の幸をふんだんに使った食事を提供してくれるところが多く、リピーターに人気です。

注意点: 花のシーズン(6月〜8月)は非常に混み合うため、数ヶ月前からの早めの予約が必須です。


名産品・お土産

  • 海産物:

    • 生ウニ・塩水ウニ: 旬の時期限定の最高のお土産。

    • ホッケの燻製・一夜干し: 礼文島の味を家庭でも楽しめます。

    • 利尻昆布: 料理好きにはたまらない逸品。とろろ昆布も人気。

    • タコの珍味: 柔らかく煮たタコなど、お酒のつまみに最適。

  • お菓子: 昆布を使ったようかんや飴、島限定のクッキーなど。

  • グッズ: 高山植物をモチーフにしたポストカード、キーホルダー、Tシャツなど。


その他の魅力

  • トレッキング: 島を縦断する「愛とロマンの8時間コース」をはじめ、岬めぐりコース、桃岩展望台コースなど、体力や時間に合わせて選べる多彩なコースが魅力です。ガイド付きツアーも人気があります。

  • 星空: 周囲に人工の光が少ないため、夜には満点の星空が広がります。天の川もくっきりと見ることができ、天然のプラネタリウムを楽しめます。

  • 利尻富士の眺め: 島内の至る所から、対岸にそびえる秀麗な利尻富士を望むことができます。時間や天気によって表情を変えるその姿は、礼文島の景色に欠かせない要素です。


まとめ

礼文島は、美しい花々、雄大な自然景観、そして絶品の海の幸が一度に楽しめる、まさに「楽園」のような島です。日常の喧騒を忘れ、ゆったりとした時間の中で自然の素晴らしさを体感しに、ぜひ一度訪れてみてください。


礼文島の宿、どこに泊まる?タイプ別おすすめホテル&旅館!

礼文島の宿は、フェリーが着く香深(かふか)港の周りに集まっています。温泉があるホテルから、アットホームな民宿まで色々あるので、好みに合わせて選んでみてくださいね!

♨️ 温泉と景色で癒されたい!王道ホテル・旅館

旅の疲れは温泉でゆっくり流したい!という方におすすめの、ちょっとリッチなホテルです。

  1. 礼文観光ホテル 咲涼(旧 三井観光ホテル)

    • 魅力: 礼文島で温泉が楽しめる貴重なホテル!広々とした大浴場で手足を伸ばせば、トレッキングの疲れも吹き飛びます。お部屋やレストランから見える利尻富士の景色も最高なんです。
    • こんな人におすすめ: 温泉が絶対条件の人、家族旅行や記念日旅行で快適に過ごしたい人

       

  2. ホテル礼文

      • 魅力: なんといっても香深港の目の前というアクセスの良さがピカイチ!こちらも温泉(沸かし湯)があり、海を眺めながら入れます。ウニやホッケなど、島の幸をふんだんに使ったお料理も大人気です。

      • こんな人におすすめ: フェリーを降りてすぐ宿に入りたい人、アクティブに観光する拠点として便利な場所を探している人。

      •  

🏡 アットホームな雰囲気が好き!あったか民宿・ペンション

「せっかく島に来たんだから、地元の人と触れ合いたい!」そんなあなたには、個性豊かな民宿やペンションがぴったりです。

  1. 民宿 海憧(かいどう)

    • 魅力: 旅人たちの間で超有名な民宿!名物女将さんのおもてなしと、宿泊者みんなで食卓を囲むスタイルが魅力です。そして、何と言っても**「ウニむき体験」**ができるのが激アツ!自分でむいた新鮮なウニをその場で食べられるなんて、最高の思い出になりますよ。

    • こんな人におすすめ: 旅先での出会いや交流を楽しみたい人、忘れられない体験をしたい人。

  2. ペンション うーにー

    • 魅力: 名前からして可愛い!おしゃれで清潔感のあるペンションで、特に女性やカップルに人気です。オーナーが作る心のこもった洋食コースディナーも評判で、「島でこんなに美味しい洋食が食べられるなんて!」と感動する人続出です。

    • こんな人におすすめ: おしゃれな宿に泊まりたい人、海の幸だけでなく美味しい洋食も楽しみたい人。

    •  

  3. 星観荘(ほしみそう)

    • 魅力: 島の最北端、スコトン岬に近い船泊(ふなどまり)エリアにあるお宿。その名の通り、夜は満点の星空を眺めるのに最高のロケーションです。周りに明かりが少ないので、天の川もくっきり!静かな環境で自然を満喫できます。

    • こんな人におすすめ: 静かな場所で星空を眺めたい人、スコトン岬周辺をじっくり観光したい人。

🤫 北部エリアで静かに過ごすなら

少し足を延ばして、よりディープな礼文島を体験したいなら、北部の船泊エリアもおすすめです。

  • 旅館 桜井

    • 魅力: 船泊エリアにある老舗旅館。どこか懐かしい雰囲気で、落ち着いて過ごせます。地元に根付いた温かいおもてなしと、新鮮な海の幸を使った家庭的な料理が心に沁みます。

    • こんな人におすすめ: 昔ながらの旅館の雰囲気が好きな人、静かな環境でゆっくりしたい人。


宿選びのワンポイントアドバイス💡

  • 予約はとにかくお早めに!
    花のシーズン(6月~8月)は本当に予約が取れません!「行きたい!」と思ったら、半年前からでも動くくらいの気持ちで予約サイトをチェックしてくださいね。

  • 食事プランを要チェック!
    せっかく礼文島に来たなら、やっぱりウニは外せませんよね!「ウニ尽くしプラン」や「獲れたて海鮮プラン」など、宿によって自慢の食事が違うので、しっかりチェックしましょう。

  • 送迎サービスは大事!
    レンタカーを使わない場合、港や登山口までの送迎があるとすごく助かります。予約の際に送迎の有無を確認しておくと安心ですよ。


自分にぴったりの宿を見つけて、礼文島での最高の思い出を作ってくださいね!🌸✨

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